帯状疱疹ワクチンの定期接種は誰が対象で、いくらかかりますか?対象は年度内に65歳になる人と、経過措置として70・75・80・85・90・95・100歳になる人で、生ワクチンは1回、組換えワクチンは2回、自己負担は柏市で2,500円または7,500円×2回など市区町村ごとに違います
帯状疱疹ワクチンの定期接種とは何ですか?
2025年度から始まった、予防接種法に基づく帯状疱疹ワクチンの接種制度です。厚生労働省の「帯状疱疹ワクチン」のページには、2025年度から65歳の人などが定期接種の対象になったと書かれています。実施するのは住民票のある市区町村で、費用や実施期間は市区町村によって異なります。
定期接種で使えるワクチンは2種類です。厚生労働省のページには、生ワクチンと組換えワクチンの2種類が書かれています。どちらを取り扱うかは市区町村や医療機関によって異なります。2種類の違いは、後の見出しで回数と間隔を説明します。
定期接種の対象は誰ですか?
年度内に65歳になる人が基本の対象です。厚生労働省のページには、60〜64歳でも、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な人が対象と書かれています。
柏市の2026年度の案内では、接種時に柏市に住民票があり、令和8年度に65・70・75・80・85・90・95・100歳を迎える人が対象です。接種時に60〜64歳でHIVによる免疫機能障害が1級相当の人も対象で、身体障害者手帳の写しまたは医師の診断書の提出が必要と書かれています。すでに接種が完了した人は対象外です。
| 対象 | 年齢の条件 | 根拠 |
|---|---|---|
| 基本の対象 | 年度内に65歳になる人 | 厚生労働省 |
| 60〜64歳 | HIVによる免疫機能の障害があり日常生活がほとんど不可能な人(柏市は身体障害者手帳1級相当) | 厚生労働省・柏市 |
| 経過措置 | 2025〜2029年度の5年間に、その年度内に70・75・80・85・90・95・100歳になる人 | 厚生労働省 |
| 100歳以上 | 2025年度に限り全員が対象 | 厚生労働省 |
表の要点は、65歳のほかに5歳刻みの年齢の人が5年間だけ対象になることで、2025年度の100歳以上全員の対象は1年限りだったことです。
生ワクチンと組換えワクチンは、回数や接種方法がどう違いますか?
生ワクチンは皮下に1回、組換えワクチンは筋肉内に2回接種します。厚生労働省のページには、組換えワクチンの接種間隔は2か月以上と書かれ、免疫機能が低下している人などで医師が必要と判断した場合は1か月まで短縮できると書かれています。
| 種類 | 回数 | 接種方法 | 間隔 |
|---|---|---|---|
| 生ワクチン(柏市の案内ではビケン) | 1回 | 皮下 | 柏市は、麻しん風しん等の生ワクチンを接種した場合は27日以上あけると書いている |
| 組換えワクチン(柏市の案内ではシングリックス) | 2回 | 筋肉内 | 2か月以上(柏市は6か月以内に2回と書いている) |
表の要点は、生ワクチンが1回で済み、組換えワクチンは2回の接種が必要なため、2回分の期間と費用を見込む必要があることです。柏市の案内には、公費助成はどちらか一方のワクチンについてだけ受けられると書かれています。
どちらのワクチンを選ぶかは、接種を受ける医療機関の医師に相談してください。
自己負担はいくらですか?
市区町村ごとに決まり、国が一律の金額を定めているわけではありません。厚生労働省のページには金額の記載がなく、費用や実施期間は自治体によって異なると書かれています。ライフジャパンが2026年10月9日に確認した3つの市区の公式ページの金額は次のとおりです。
| 自治体(2026年度) | 生ワクチン | 組換えワクチン | 免除・無料 |
|---|---|---|---|
| 千葉県柏市 | 2,500円×1回 | 7,500円×2回 | 生活保護受給者、市内に住所を有する中国残留邦人は免除 |
| 静岡県浜松市 | 4,900円 | 18,000円/回(2回接種) | 生活保護費受給世帯の人は無料、世帯全員が市民税非課税の世帯の人は書類の提示で免除 |
| 東京都中央区 | 4,000円(ビケン) | 10,000円(シングリックス、1回当たり) | 生活保護を受けている人、中国残留邦人等に対する支援給付を受けている人は無料 |
表の要点は、同じ定期接種でも組換えワクチンの2回分の自己負担が、柏市の15,000円、中央区の20,000円、浜松市の36,000円と市区ごとに大きく違うことです。2回分の合計は、ライフジャパンが各市区の1回あたりの金額に2を掛けて計算した数字で、公式ページに合計額が書かれているわけではありません。
浜松市の案内には、接種後の払い戻しはできないと書かれています。免除を受けるには、接種のときに医療機関へ証明の書類を出す必要があります。住んでいる市区町村の金額と免除の条件は、市区町村の公式ページか、予診票が届く案内で確認してください。
定期接種はいつまで受けられますか?
2026年度は、柏市、浜松市、中央区のいずれも2026年4月1日から2027年3月31日までです。組換えワクチンは2回の接種が必要なため、1回目の期限が3月31日より早くなります。柏市は2回とも助成を受けるには令和9年1月中に1回目を接種する必要があると書き、浜松市は1回目を令和9年1月31日までに接種する必要があると書き、中央区は1月31日までに1回目を終えないと2回の接種を完了できないと書いています。
経過措置は2029年度までの5年間です。厚生労働省のページには、70・75・80・85・90・95・100歳の対象が2025〜2029年度の5年間と書かれています。対象の年度に接種しなかった場合、翌年度に同じ年齢で定期接種を受けられるかは、厚生労働省のページに書かれていませんでした。
任意接種との違いは何ですか?
定期接種は予防接種法に基づく制度で、任意接種は対象年齢や助成が定期接種とは別に決まる接種です。厚生労働省のページには、定期接種で健康被害が出た場合は予防接種法に基づく健康被害救済制度の対象になり、任意接種の場合は医薬品副作用被害救済制度などの対象になると書かれています。
費用の違いの例として、柏市は50〜64歳を対象に任意接種の費用助成を行っています。柏市の任意接種のページには、生ワクチンのビケンは1回分として2,600円、組換えワクチンのシングリックスは2回分として合計6,600円の助成があると書かれています。定期接種の自己負担が2,500円または7,500円×2回の柏市と比べると、任意接種では助成額を除いた金額を医療機関に支払うことになります。任意接種の価格自体は、柏市のページに書かれていませんでした。
注意すべき点は、順番です。柏市のページには、任意接種を受けると、65歳で対象となる定期接種の対象外になると書かれています。令和8年度に65歳を迎える64歳の人は定期接種の対象になるため、任意接種で受ける前に、市区町村の窓口に確認してください。
2026年10月の時点で何を確認すればよいですか?
今年度の対象の年齢か、予診票や案内ハガキが届いているか、1回目の期限の3点です。2026年度に65・70・75・80・85・90・95・100歳になる人は、定期接種の対象です。柏市の案内では、令和8年4月に送付される案内ハガキが接種に必要とされ、2026年4月以降に転入した人は柏市健康増進課に連絡するよう書かれています。
組換えワクチンを選ぶ場合、2026年度中に2回の助成を受けるには、柏市、浜松市、中央区のいずれも2027年1月中(浜松市と中央区は1月31日まで)に1回目を受ける必要があります。対象の年齢か分からない人や、案内が届いていない人は、市区町村の予防接種担当課に問い合わせます。
この記事で確認した内容と確認日
ライフジャパンは2026年10月9日に、厚生労働省の「帯状疱疹ワクチン」のページ、柏市の定期接種のページ(令和8年4月3日更新)と任意接種のページ(令和8年8月25日更新)、浜松市のページ(2026年4月3日更新)、東京都中央区のページ(2026年10月1日掲載)を確認しました。
組換えワクチンの2回分の合計額は、ライフジャパンが各市区の1回あたりの金額から計算した数字です。ワクチンの選び方、副反応、効果の程度についての判断はこの記事では行いません。対象の年齢、自己負担、免除の条件、期限は市区町村ごとに異なり、年度ごとに変わるため、接種前に住んでいる市区町村の公式ページと案内で確認してください。
確認した公式資料
- 厚生労働省「帯状疱疹ワクチン」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/shingles/index.html
- 柏市「【定期接種】帯状疱疹予防接種の実施」(令和8年4月3日更新) https://www.city.kashiwa.lg.jp/kenkozoshin/shiseijoho/shisei/health_hospital/mainmenu/kansensho/20241216/taizyouhousinn.html
- 柏市「【任意接種・50~64歳】帯状疱疹予防接種の費用助成」(令和8年8月25日更新) https://www.city.kashiwa.lg.jp/kenkozoshin/shiseijoho/shisei/health_hospital/mainmenu/kansensho/20241216/ninnitaizyouhousinn.html
- 浜松市「帯状疱疹ワクチン」(2026年4月3日更新) https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/yobo/health/yobo/taijohoshin.html
- 東京都中央区「帯状疱疹ワクチン(定期接種)」(2026年10月1日掲載) https://www.city.chuo.lg.jp/a0031/kenkouiryou/iryou/yobousesshu/taijouhoushinteiki.html
治療と検診の費用
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